研究(製品)開発をするために必要な力
技術だけではダメ、マーケティング(市場の理解)も必要
・社会が求める技術を探す力
(課題発掘、問題解決、マーケティング、…)
・使える技術にする力(専門技術教育、標準化、)
・技術を強くする力(専門技術教育、知財保護、…)
開発におけるプロトタイピングの重要性
プロトタイプとは製品の前段階である 試作品 。仕様の検討や詳細設計を進めるために有用。
じぶん研究ラボでは
1.ノートにラフスケッチを描く
2.試作品(立体)をつくる
3.機能品(実際の機能をもったもの)をつくる
この流れ全てをプロトタイピングとする
プロトタイプの種類
(1)デザインプロト
外観や手触り、重量を重視。動作しない場合も多い。
(2)ファンクショナルプロト
挙動や機能を重視。デザインは二の次。
(3)プロセスプロト
ストーリーや動作順序、戦略を決めるためのプロト。
もちろん完成品をつくる必要はなく、デザインや機能は不完全でよい。何回も改善を繰り返す作業である。
技術や製品の特徴を訴える
訴求ポイント を明示することは、売り込みの基本
他とは違う「特徴」を1~3点ほど示し、売り込む
・スピードが速い
・とにかく軽い
・使い方が簡単
・認識率が高い
→開発の前にはスポンサーになる人に「やる価値」をプレゼンテーションし、開発中やリリースした後は使ってほしい人や社会にプレゼンテーションをする
ただの調べ学習との違いは「問題を解決するために何かをつくり、そのために情報を集めてプレゼンテーションすること」である
研究(製品)開発プレゼンの例
スポンサー(らぼの場合、保護者や行政)から予算を出してもらうためには社会にどう役立つのかをプレゼンテーションする必要がある。そこで問題意識からアイデアの方向性までをきちんとまとめてプレゼンテーションするのもらぼでの学習活動の特長である。
概要
背景(社会の課題)
市場動向
目的
製品イメージ・使用シーン
顧客価値(提案の効果)
本技術の特徴
方式・手法の説明
ベンチマーク
ロードマップ
ターゲット
ビジネス構造(どう社会に出すか)
知財状況
プロジェクト計画
まとめ
着手前のプレゼンテーションは「やる価値」を伝えるものであったが、リリース後はそのつくったものがよりよいことをPRしなければならない。前提条件の調査は着手前にやるとして、ここでは特長と問題解決のストーリーをPRする。
伝え方、資料の見せ方のポイント
ジェスチャを交えて
視線を決めて、左右に振りながら話す
ヘッド・ピーク・エンドの法則
数字を用いて具体例を出しながら
比較は表を
市場動向はグラフを
フローはブロックで表す